サッカー日本代表のユニフォームがジャパンブルーな理由。

前回、イタリア代表ユニフォームが青を使用している理由をご紹介しましたが、同じく青を採用しているサッカー日本代表のユニフォームについて紹介します。

現在サッカー日本代表といえば「ジャパンブルー」がすっかり定着していますが、イタリア代表同様に、日本もまた、国旗に使われていない「青」を使用しています。公式には「日本国土を囲む海と空をイメージした」ということになっているのですが、実はどうやらこの説は後付の説明だということが言われています。

サッカー日本代表ががオリンピックに初出場したのは、昭和11年のベルリン大会でした。当時日本は、アジアの中でもかなりの弱小チームで、誰もが初戦で負けるだろうと思っていました。

しかし予想に反して、初戦で優勝候補のスウェーデン代表から大金星を奪い。世界中を驚かせました。これが現在でも“ベルリンの奇跡”と呼ばれている、サッカー日本代表史に残る大偉業です。そしてこの試合で日本代表が着ていたのが青いユニフォームでした。

残念ながら2回戦で敗退してしまったのですが、このベルリンの奇跡を起こした青いユニフォームが縁起がいい!とのことになり、そこから日本は青を使用するようになったのです。「験(げん)を担ぐ」「縁起がいい」とても日本人らしい理由ですね。

ただし、ずっと青だったわけではありません。平成初期に頃、「やはり日本は日の丸カラーだろう」という意見が持ち上がり、赤いユニフォーム変更されたことがありました。ですが、どうも成績が振るわず、やはり縁起の良い青に戻そうとなり、現在まで青いユニフォームが使用されているのです。

赤い日本代表ユニフォーム

1989年サッカー日本代表の赤いユニフォーム

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