小学生サッカー講座~具体的な練習メニューが欲しい(本気)
前回は、子供に興味を持たせる練習メニューについてお話ししました。今回も引き続き小学生サッカー講座をひらきたいと思います。
「本気にさせるとなると、やはり怒るしかないな」「具体的に何をすればいいのかわからない」なかにはこのように思っている方もいらっしゃると思います。
本気にさせるって当然のことのようでもかなり難しいです。なぜなら、僕ら指導者にとっては、本気でサッカーをやるということが前提ですからね?また、興味を持ってはいても、本気にはならなくてもいいかと感じている子は少なくないです。言うならば、サッカーを上手くなりたいと思う気持ちが弱いということです。これをどうやって気持ちを強く持たせるか?今回は、そんな疑問に答えていきたいと思います。
まずは、興味を持たせることを目的とした練習メニューと同様に、選手に何をできるようにするかを1つ考えます。例えばポジショニングです。今日は、ポジショニングを徹底的に教えようと決めます。練習を始める前に、ミーティングをしますが、このときには、ポジショニングのことについては触れません。
ミーティングが終わると、試合をさせる前にアップさせます。このとき、トーナメント式やペナルティありの試合をすることを子供たちに話し、本気ムードにします。そして、試合をさせます。
ここで、悪いポジショニングからのパスミスが起こったりすれば、一時試合を中断させ、全員集合させ、また、続行させます。これを繰り返して、子供たちに問題、原因を認識させます。
そして、試合終了後、子供たち自らに目標設定させます。目標設定はハードル低いものにさせましょう。さらに、目の前の人に絶対負けないよう伝えればより選手たちは本気になると思います。
そのあとは、ポジショニング関係の練習(4:2など)をします。最後に、試合をしますが、その前に、もう一度目標設定を確認します。この試合で絶対達成することを伝えるためです。試合が終われば、目標達成ができたかどうかを1人1人聞いていきます。これを毎日繰り返せば、選手たちも何をすればいいのか明確に判断できますし、「本気」を知ることができます。
子供たちを本気にさせる練習メニュー参考になりましたでしょうか?「本気」を知った子供たちは、あなたの練習につまらなそうにしたり、集中しなくなったりすることはないでしょう。逆に、あなたの練習のストックがなくならないように、勉強する必要性が出るかもしれませんね?