フットサルの歴史について
気軽に楽しめるスポーツとして近年人気なスポーツの一つであるフットサル。街中にもフットサル場をよく見かけるようになりましたし、体育館でもできることから気軽に楽しめるスポーツとして男女問わずプレーされています。そんなフットサルですがいつからプレーされているかご存知ですか?今回はそんなフットサルの歴史についてお話しします。
フットサルはもともとスペイン語の「futbole de salon」という言葉が省略されてサッカーを意味する「fut」と室内を意味する「sal」を合わせた言葉です。起源については2通りあり、南米を中心に弾まないボールを使った「サロンフットボール」と様々な地域で行われてきた「インドアサッカー」です。
日本では1977年にフットサル連盟が設立されました。1982年に行われた第1回世界サロンフットボール選手権大会では日本チームがイタリアに勝つなど健闘しました。国際サッカー連盟が各地で行われていたインドアサッカーなどをフットサルとして統一し、競技規則を定めたのが1988年です。「5人制サッカー」と呼ばれていたものが1994年には「フットサル」へ正式に決まり、2000年には大幅なルール改正が行われ今に至ります。
日本では2006年に初のプロクラブである「名古屋オーシャンズ」が誕生しました。名古屋を本拠地とし、ホームアリーナとして使用している「テバオーシャンアリーナ」は日本初のフットサル専用アリーナであり、クラブの環境は日本屈指の充実度を誇っています。2007年には全国リーグである「Fリーグ」が開幕したものの、フットサル日本代表はまだまだ世界との差が大きいです。
2012年にタイで行われたフットサルのワールドカップでは横浜FCに所属する、キングカズこと三浦和良選手が出場したことでフットサルは大きな注目を集めました。ブラジルでは12歳まではサッカーとフットサルをして、それ以降にどちらかの競技で専念するという話もあります。それぐらい南米やヨーロッパではフットサルは盛んなのです。日本でもこれからさらにフットサルのレベルが上がり、世界でも良い結果を残せるようになる日が来ることを期待しましょう。