クレー・人工芝・天然芝の各サッカーグラウンドの特徴
サッカーをプレーする際には土のクレーか人工芝か天然芝でプレーすることが多いと思います。
実はこれらどのグラウンドでプレーするかによってそれぞれ気をつけるべきことも変わってきます。
今回はその特徴についてお話ししていきます。
まず、クレーの場合について。クレーは砂の質によってもかなり変わってきます。サラサラとした砂であれば、足をとられるため疲れやすいですしバウンド時も跳ねにくいです。対照的に、固い砂であれば踏み込みにくいから滑りやすく、大きくバウンドしやすいです。クレーは雨天時には水たまりができやすいため、水たまりにある場所にボールを蹴ってしまうと当然止まってしまいます。逆に水たまりをうまく利用するとディフェンスの裏を取ったプレーにもつながります。
次に、人工芝の場合について。人工芝は夏場の晴天時であれば熱を持っているのでスライディングをすると火傷をすることがあります。雨天時にはバウンドした時にボールが伸びやすくなります。ただ、全体的に悪天候時でも水たまりもできにくいですしプレーはしやすいと言えるでしょう。あと、人工芝は踏み込み時にブレーキがかかりやすいため足に負担がかかりやすいです。怪我のリスクが増すことから、プロサッカークラブの練習場は天然芝であることが多いのです。
最後に、天然芝の場合について。天然芝でプレーでいることはサッカーをしている人にとっては誰でも喜びを感じることだと思います。それほど天然芝はプレーしやすいです。ただ、天然芝の中でも芝が長いとボールが延びにくくなることもあります。雨天時であればボールが延びやすい傾向がありますし、パスサッカーをしているプロサッカークラブの中には試合前に十分に水を撒いていることもありますよね。
海外では天然芝のグラウンドが多く、日本では天然芝は管理、維持の難しさもあってなかなか浸透していません。やはり土のグラウンドは痛いイメージがあるので、思い切ったプレーやスライディングもやりづらいですし、天然芝が普及すれば今後の日本サッカー界にもプラスになるでしょう。
これらのようにサッカーをする際にはグラウンドの環境によって大きな差があります。それぞれの特徴を知っておくことでプレーする際にも自分自身の力を発揮できるようになるでしょう。