FCバルセロナのユニフォームの歴史
日本でも絶大な人気を誇り「バルサ」の愛称で親しまれているリーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビシオン所属のFCバルセロナ。数々のタイトルを獲得した世界でも屈指のビッグクラブであり、リーガエスパニョーラ創立以来一度も降格したことがないことで有名です。
バルセロナと言えば、青とえんじのクラブカラーが特徴的で、1899年のクラブ創立以来ユニフォームは必ず青とえんじ色を採用しており、歴史を重んじるクラブであることが分かります。初代ユニフォームは襟付きの前開きで、現在のようなストライプではなく青とえんじの切り返しでした。
そもそもなぜバルセロナが青とえんじをチームカラーにしているのでしょうか?諸説ありますが、バルセロナを創立したメンバーの一人でスイス人実業家のハンス・ガンパーと縁の深かったスイスのFCバーゼルのチームカラーに由来していると言われています。
世界中のサッカークラブを見渡してもユニフォームにはスポンサーのロゴが入っていることが普通ですが、バルセロナは運営費を一般市民などから会員を募るソシオを採用していることからスポンサーのロゴを入れないことがクラブの伝統になっていました。
2006 年には児童福祉活動への支援という観点から、ユニセフへ毎年190万ドルの寄付を5年契約で合意しました。これによって、2006年からは史上初めて胸に ロゴを入れたユニフォームを着用しています。ロゴ本来の色は白色であるものの、宿敵であるレアルマドリードのチームカラーが白色であるためロゴの色も黄色 になっていました。
2011-12シーズンからカタール財団とスポンサー契約を結びクラブ創立以来初めて商用ロゴの入ったユニフォームになりました。これによってユニセフのロゴは背番号下に移りました。これには当然反発があったものの現会長の尽力の甲斐あって承認を得ました。2013-14シーズンからはカタール航空のロゴが掲示されています。
また、2013年には半導体メーカーのインテルとスポンサー契約を結んだもののロゴはユニフォーム内側に印刷されているためシャツをたくし上げなければ見えないようになっています。これらのことからバルセロナはユニフォームにも歴史が詰まっていることが分かりますね。
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