日本サッカー協会(JFA)が定めるユニフォームのデザインに関する規定

サッカー・フットサルの公式試合に出場する場合、JFAによって定められたユニフォームのデザインに関する規定があります。
この規定に沿ったデザインのユニフォームを着用しないと、大会等に参加が認められません。
国内の主な大会は概ね、このJFAの規約を取り入れておりますが、リーグや大会等により若干違いがあることもありますので、
ユニフォームデザインを作る際は、大会・リーグ等の運営団体にご確認ください。

下記はユニフォームをデザインするに当たってJFAの規定するポイントをまとめたものです。
ご不明な点がございましたらお問合せください。
また、JFAのサイトでも詳細をご確認いただくことができます。⇒http://www.jfa.jp/documents/

1. ユニフォームのカラーについて

(1). ユニフォームのシャツの色彩は、審判員が通常着用する黒色と明確に判別できる色にする。(黒や濃紺等の色は使用しない。)
(2). ユニフォームの前面と背面は同じベースカラーで作成する。
(3). ホームとアウェイ2パターンのユニフォームを持参する。

2. チーム名の表示について

チーム名の表示は必ずしなければなりません。
表示方法は、チームエンブレムを表示する方法とチーム名を表示する方法があります。表示場所と表示の大きさに規定があります。

(1). チームエンブレム
シャツ:表示場所は左胸。大きさは100cm2以下まで
パンツ:場所は左右どちらか一ヶ所。大きさは50cm2以下まで。
ソックス:場所は左右一ヶ所ずつ。大きさは50cm2以下まで。

(2). チーム名
シャツ:場所は前面または左胸で大きさは300cm2以下

3. 選手番号の表示について

シャツの背番号と胸番号は必ず必要になりますが、パンツの番号は省略してもかまいません。
下記、表示場所や大きさの詳細です。

(1). 選手番号の大きさと表示場所
シャツ背中:高さ25~35cm
シャツ前面:高さ10~15cm、場所は右、左側、中央のいずれかです。
パンツ前面:高さ10~15cm、場所は右側、左側のいずれかです。

(2). 選手番号のカラーと番号の数字
番号は、ユニフォームの色とはっきり区別できる色にしなければいけません。
また、番号部分の下地が柄の場合には番号にフチ等を付け、視認しやすくする必要があります。基本的に付番できる数字は1~99までとなりますが、
登録選手が100名以上の場合は100以上の番号を表示することができます。

(3). ジュニア用のユニフォームの場合
身長が150cm以下の選手等が着用する小さいユニフォームの場合は、サイズを適宜縮小することができます。

4. 選手名・ホームタウン名

(1). 選手名の表示について
選手名の表示場所は背中の選手番号の上。大きさは高さ7.5cm以下。
ただし、選手番号の上にスポンサー等の広告がある場合のみ選手番号の下に表示することが可能です。

(2). ホームタウン名(都道府県名・活動地域名)の表示について
表示場所はシャツの袖、もしくはチーム名やチームエンブレムの周辺で大きさは50cm2以下。

(3). 製造メーカー名、ロゴの表示について
シャツ:表示場所は胸(左右どちらか)に1ヶ所。大きさは20cm2以下。帯状のデザインの場合、表示場所は肩・脇・袖、大きさは幅10cm以下。
パンツ:表示場所は右側か左側のどちらか1ヶ所。大きさは20cm2以下。帯状のデザインの場合、場所は腰脇・裾、大きさは幅10cm以下
ソックス:表示場所は各足の右側か左側のどちらか1ヶ所。大きさは各20cm2以下。また、左右2ヶ所ずつの場合は、大きさは各10cm2以下。帯状の場合は、大きさは幅5cm以下

5. 広告(スポンサー名等)の表示について

(1). 承認
スポンサー名称、業種、広告内容について、事前にチームが所属する都道府県協会に申請し、承認を受け、都道府県協会の承認を得た後に、財団法人日本サッカー協会に申請し、承認を受ける必要があります。

(2). 条件
ユニフォームから極端に突出していないこと。また、危険のない素材を使用する必要があります。

(3). 表示場所と表示サイズ
表示箇所の個数は、シャツ⇒3ヶ所まで、パンツ⇒1ヶ所までです。また、表示1ヶ所について、広告の表示は1社のみとなります。
シャツ前面の選手番号の上部・下部:300cm2以下
シャツ背中の選手番号の上部・下部:200cm2以下
シャツ左袖::50cm2以下
パンツ前面左::80cm2以下