サッカーにおけるオフサイドとは

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サッカーについて詳しくない人が最も理解しにくいサッカーのルールは「オフサイド」ではないでしょうか?オフサイドに関してはサッカーをプレーをしている人でもわかっていないことが多く、その判断基準はとても複雑なものであるのです。今回はオフサイドについてお話しします。

オフサイドは簡単に説明すると「待ち伏せを禁止するルール」です。待ち伏せかどうかを判断するための基準になるのが「オフサイドライン」です。相手のゴールから見て2番目に自陣ゴール側にいる選手がオフサイドラインになります。

通常、一番後ろにはゴールキーパーがいるので一番後ろにいるフィールドプレーヤーがオフサイドラインになると考えて良いでしょう。このオフサイドラインよりもゴールに近い位置にいる選手に対してボールが渡るとオフサイドになります。そして、この場合ボールが蹴られた時にそのポジションにいるかどうかが判断基準になります。オフサイドになると相手選手は間接フリーキック(直接ゴールを狙えないフリーキック)にてプレーを再開します。

オフサイドルールは上記が基本ではありますが、他にもいくつか例外的なものが存在します。まず、相手の選手が全て自陣内に入っている場合です。この時にはハーフウェーラインがオフサイドラインになります。自分より後方のパスをした場合も例外になります。よく「マイナスなパス」というものですが、この時はオフサイドラインより前にいてもオフサイドにはなりません。

スローインやゴールキック、コーナーキックなどのセットプレーもオフサイド適用範囲外です。ただし、誰かがボールに触った瞬間からオフサイドは適用されるので注意が必要です。オフサイドラインより選手がいた場合でもボールに触らなければプレーに関与していないとしてオフサイドにはなりません。

2013年のルール改正によって、ゴールバーやポストに当たったボールをオフサイドラインより前で受けた場合もオフサイドが適用されるようになりました。ただ、相手の選手のクリアミスなどでボールを受けた場合はオフサイドではありません。

これらのようにオフサイドには細かい例外も存在していてわかりにくいですが、理解していればサッカーを見るのもするのも楽しくなると思うので覚えておくと良いでしょう。

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