ユニフォームのシャツはパンツに入れるべき?

ユニフォームのシャツはパンツに入れるべき?

サッカーの試合をテレビやスタジアムで見ていても、選手がユニフォームのシャツをパンツに入れている場合とそうでない場合がありますよね。結局のところ、ユニフォームのシャツはパンツに入れるべきなのでしょうか?

サッカーをやったことがある人なら、子どもの頃は特にシャツを入れるように注意をされた経験があるという方も多いのではないでしょうか。やはり、シャツを入れないことはだらしなく見えるということで日本ではずっと注意がなされてきました。

しかし、世界的にはそんなこともなく、むしろ裾出しは問題ありませんでした。そこで、日本でも2012年から審判の判断基準が変わり、シャツを出していても審判からシャツを入れるように注意されることがなくなりました。なぜ長年シャツを入れないことを注意してきた日本サッカーで認められるようになったのでしょうか?

理由の一つとしてはユニフォームのデザインの変化があります。以前は、シャツはパンツに入れることを前提としてユニフォームがデザインされていました。具体的には、シャツから少し引っ張り出してお腹のところをたるませるような形にしていたのです。そのため丈が長くデザインされていました。

しかし、最近ではシャツを出すことを前提にした、腰とお尻の間くらいの丈のユニフォームが増えてきています。さらにもう一つの理由として、2016年からJリーグでは背中の背番号下にもスポンサーロゴを入れることができるようになりました。これによってシャツをれてしまうとスポンサーのロゴが見えなくなってしまい露出機会が減少することから、シャツを出すことがむしろ一般的になっています。

それでもなお、シャツをパンツに入れてプレーしている選手はおり、例えば鹿島アントラーズに所属している金崎夢生選手は滝川第二高時代の教えもあってユニフォームのシャツをパンツに入れてプレーしています。シャツをパンツに入れるかどうかにもこれだけの変遷があったのです。子供の頃はシャツを入れるように指導されていた人なら今でもシャツを出すことに抵抗があるかもしれませんが、現在では特に問題ないので自分の好みによって判断すれば良いのではないでしょうか。

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