サッカーイタリア代表のユニフォームが青な理由

サッカーのナショナルチームのユニフォームは国旗の色を用いるのが現在一般的になっていますが、これは必ずしも国旗のカラーを使用しなくてはいけないという規定が有るわけではないのですが、やはり国旗の色が国を象徴する色として広く認識されていることからユニフォームにも国旗の色を使用する国が多いです。

ただし、中には国旗には使用されていない色をサッカーの国代表ユニフォームに採用している国も存在します。日本代表ユニフォームもその代表的なチームのひとつですが、今回は日本と同じ青をユニフォームカラーに採用しているイタリアをご紹介します。

イタリア代表ユニフォーム

もともとサッカーイタリア代表チームは国旗の3色のうちの1つ、「白」のユニフォームを身に付けていましたが、1911年 対ハンガリー戦から突然まったく別の「青」のユニフォームを着用し始めます。

これには諸説あるようですが、その一つは、イタリアの国土を囲む地中海やアドリア海や、その上に広がる空の青が、イタリアを象徴しているという説です。そしてもう一つが、1861年にそれまであった小国を統一してイタリア王国を作ったサボイア王家の公式カラーを使用したというものです。

サッカーイタリア代表が誕生した1910年当時は、イタリアの国旗にもサボイア家のエンブレムが入っていたこともあり、王家への敬意を表してユニフォームの色が青になったと言われています。以降、イタリア代表のユニフォームカラーはずっと青を貴重としたデザインになっています。

「アッズーリ(青い選手たち)」と呼ばれ他競技のイタリア代表チームもサッカーイタリア代表のユニフォームにならって青いユニフォームを着用するようになりました。また、以前の白いユニフォームはセカンドユニフォームとして着用されています。

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