白い巨人・レアルマドリードのエンブレムを紐解く~ハイセンスなエンブレムの作り方~

レアルマドリードエンブレム

2016年のクラブワールドカップで鹿島アントラーズとの激戦を制し、優勝に輝いたレアルマドリード。レアルマドリードはリーガ・エスパニョーラに所属し、同リーグの創立以来プリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)から一度も降格したことがなく、32回の最多優勝記録を持つ名門中の名門です。

「エル・ブランコ(白い巨人)」「メレンゲ」など様々な愛称を持ち、チームカラーの「白」を表現したものが多いですね。レアルマドリードといえば白のユニフォームですが、白のユニフォームの胸に輝くエンブレムを思い出す方も少なくないと思います。

レアルマドリードの顔とも言えるエンブレムですが、要素を分けると実にシンプルなことがわかります。今回はレアルマドリードのエンブレムを要素に分けて紐解くことで、かっこいいエンブレムの作り方を考えていきましょう。

1.チームカラー

要素の1つ目は、チームカラーです。レアルマドリードの1stチームカラーである「白」を基調に、2ndチームカラーである「青」の帯をかけています(2ndカラーは紫の時もあります)。チームカラーはエンブレムより先に決まっていることが多いのではないでしょうか。エンブレムを決める際にはまずチームカラーを反映させることで一貫性のあるエンブレムが作れます。

2.チーム名

レアルマドリードに特徴的なゴールドの模様は、マドリードクラブフットボール(Madrid Club de Futbol)の頭文字、”MCF”でできています。エンブレムで一番迷うのは「どんな模様にしよう?」ということだと思います。レアルマドリードはたった3文字の組み合わせで、あれだけかっこいいエンブレムを作っています。意外と、チームの頭文字を組み合わせるというシンプルな方法でもかっこいいエンブレムは作ることができます。

3.王冠

「マドリードフットボールクラブ」の名の下で活動を続けていた現レアルマドリードは、スペイン国王アルフォンソ13世から「レアル(『王室の』という意味)」の称号を1920年6月29日に拝領し、それ以降、名称はレアルマドリードとなりました。そこから、クラブのエンブレムにブルボン家を象徴する王冠が加わったのです。

一般のクラブで王室から名を授かることはありませんが、何か象徴したいことをエンブレムに反映するということは一考に値するかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。100年近い歴史を持つ名門・レアルマドリードといえど、エンブレムはシンプルに作られています。皆さまもエンブレムを決める際は、絶対に譲れない要素を3つほど決めてから考えると良いかもしれません。

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